Tuesday, May 30, 2006

スウィートデシタ...


昨日の事。
仕事を終え家に帰ってちょっとしたら、突然ホーボーさんが現れた。

ホーボー 「ジャンとこで今からライブあるからや~、ユウ見に行けへん??」
ユウ    「今から?? すぐいくんやろ?? ちょっとまってや。」
ホーボー 「マジで??」
ユウ    「うん、エ~よ。」
そう云ってニット帽をかぶり、いざ吟遊詩人へ。

ホーボーさんも僕も久しぶりのライブやし、久しぶりの吟遊詩人だった。
チャリンコこぎながら、
「今日は何のライブなん??」
ときいたら、
「叩き語り。」
と一言。
そう、今日の〝トリ〟は弾き語りではなく、叩き語り。
「太鼓はジャンべ??」
「おー、ジャンべもあるけど色々たたきよんねんソイツ。」
「色々?? そーなんや。」
「最近みたヤツの中では一番やな。」
「へ~、そうなんや。」

ようはこうだった。
俺が気に入ったヤツは、お前(ユウ)が観ても気に入る... ってこと。

相変らずのジャイアンぶりだし、不器用な誘い方も笑える。
店に着いた頃には、一人目がそろそろ終わりかけていた。

そして、二人目。
それから本日のトリを飾る、三人目のパフォーマー〝ヤマザキ ヤマト〟
...の横に、今回はイダキがついていた。

ジャンベ(ヴォーカル)とイダキというデュオから始まり、半ばからソロ(叩き語り)。
確かに色んなモノを叩いていた、ジャンベ、ビリンバウ、タンバリン...etc
その中に、ボクの〝ココロ〟を思いっきり一突きに刺してくれた楽器があった。

けっこう人よりかはいろんなモノにアンテナを立て、受信してきた方だと自分でも思っている、だからスレてしまったのか、衝撃的な事に最近は縁がなかった。
もちろん、初めて見たり聞いたりする楽器は今だ無いわけではないが、
〝ココロウタレル〟事はなかった。
しかし、今回は衝撃を受け、こころ打たれました。

絶対に買うし、買って皆さんにお披露目するので、その時までソレが何なのかは云わないし、云いたくない。
それほど、自分のモノだけにしたいと思ったわけで...(意地悪
でも、どんな音がするのかだけ云うと...

それは、とっても甘い音のする楽器。
ホントニ、ホントニ、スウィートデシタ。(感動

ライブ自体も、今まで観た吟遊詩人の中でも一番良かった。
音もよし、お客さんのノリもよし。=酒ガン呑み。
...っで、今日はオェンツ君になりながら仕事してました。(笑

嗚呼、あの音... スウィートやったなぁ...


という事で、今流している曲
Immigrant / sade


追伸

今日、mohlyさんからメールがきました。
自作の笛の写真が添付されていて、その写真を見てビックリしました。
「これって... イダキじゃん!!」
って感じの、すんばらしい出来栄え。

残念ながら音は無かったので、今度逢ったら吹いて音聞きたいデス。
しかし、ルックスは最高でした。(脱帽
その笛は、6・3のワークショップでお披露目するみたい。
みんな心して見るように!! 多分〝コシヌカス〟で。(爆笑

mohlyさん、残念ながら6・3は参加しません。
もしかしたら、見学コースで行くかもって感じです。
そういう事なので、ヨロシク!!

そうそう、ライブは愛するハニーと観に行きますよ。

Saturday, May 27, 2006

Mack Yidhaky




@Mack Yidhaky Demo


めっちゃカッコえ~!! このリフ!!!
たまらん好きやわぁー!! こんなノリ!!!

Tuesday, May 23, 2006

チチ、カエル。の巻

インド人のお父ちゃんこと、ビジャイさんが昨日インドへ帰えった。
約1ヶ月日本に滞在し、今回は高知、長野へ行ったと云う。
ジャパニーといいビジャイさんといい、インドに行けば必ず逢いに行くし、逢いたくなる2人が個々の用件で同じ時期に日本の大阪に訪れるという、奇跡ともとれるような偶然にも終止符が打たれた。
最後の日ビジャイさんは何もせず、
「今日はレストする」
と云い、家でゆっくりしていた。
顔の広い御方なのでどこに行っても色んな処へ連れていかれたのだろう、その疲れを癒すかのように家の中でゴロゴロし、一度だけオヤジと一緒に温泉に浸かりに出て行った。

そして、ビジャイさんを囲んで最後の晩餐。

月曜日は関空まで御見送り。
じっと去って行くのを見ていると、あっち行け!!(もういいから帰れ)
と手をふる。

暫しのお別れ...

行きは2人だったが、帰りは1人。


相変らず、今回も子供扱いだった。
「カラダハ、サンジュウ。アタマハ、ジュウゴ。」
と、何回云われたことか...
「お前は長男だ!! インドでは長男はこんなにしないといけない事があるんだぞ!!」
「...だから、しっかりやりなさい。」
などの、愛情たっぷりのありがたい檄を飛ばされたり...


しかし、それにしても今年の4月は良い月だった。
僕のインド生活で最も重要な2人が同時に現れるなんて...(嬉泣

くそーぉ!! 待ってろよ~、インド人ども!!
いつの日か必ずや御礼参り行ったるからなぁ~!!!

Saturday, May 20, 2006

ある男の物語



@the story of a man

オヤジの友達がTVで放送された時の映像です。
約25分位あるので全部観るのに時間がかかりますが、いい内容なので是非時間のある時に観てください。

〝トゥー・マッチ〟と言う伝説のバンドのメンバーでもあった良二さん、いつも燻し銀の様なギターを弾いてくれます。
最後の方に少しだけですが、ブルースハープの第一人者〝妹尾さん〟とギグをしてます。


今流している曲
淋しさには名前がない / 浅川 マキ

Wednesday, May 17, 2006

笑い話。

今日、サイフを拾いました。
ネコババ?? 勿論してませんよ。(笑

でも、笑えます。
この前サイフ無くして、今日はサイフ拾って…。

フフッ!!

Friday, May 12, 2006

「くどうちゃん。」




たまにはこんなネタで、笑ってくださいな。



今日、サイフを無くしてしまいました。
笑えません...(トホホ...

Wednesday, May 10, 2006

sweet vanilla








懐かしい写真が出てきたので、紹介します。
まえに飼っていたヨーキー(女子)です。

名前は〝バニラ〟
通称〝バニー〟

人という人は、みな自分(バニラ)のファンだと思い込んでいたのか、ないしっぽをフリフリさせ誰にも恐れず寄って行くので、いつか誰かに連れ去られてしまうのではないかと散歩はヒヤヒヤもんでしたが、当の本人はリードを放してやるとドコかに雲隠れし、ちょいとすればルンルンで帰ってきてました。

そのくせ同業者の犬が嫌いで、特にデカイ奴が現れたひにゃスッ飛んで帰ってきて、抱っこしろと云わんばかりに僕のひざを前足でカリカリ。
仕方ないから抱いてやると、たかみの見物で、いつもじっと同業者を眺めてました。

吠える事も全然しない、気の弱い可愛いヤツ。

はぁぁ... 
今頃、元気でやってるんかなぁ~?? バニーは...(涙

Monday, May 08, 2006

悪友、再会。 -其ノニ-

ミルク売りの少年は良いお客さんを捕まえたのだろう、毎朝ゴキゲンで定時にやって来る。
子供は慣れるのが早い、僕が日本人だから余計に若くみえ親近感がわいたのか、3回目ぐらいのモーニングコールは「ナマステ!! ブラザー」だった。
こっちもこっちで、インド人のガキにナメられるのもしゃくに触るので「ナマステ!! バッチャー(子供)」といい返す。

滞在期間中こない日が1・2度あったがその時は心配になり、なんかあったんちゃうか?? ...なんて思う始末。(笑
でも次の日に、お前は俺の客だからちゃんと来てやったぜ... みたいな顔をして現れる。
ムカつくけど、コイツがいないと朝のチャイがブラックティーになるしなぁ~... ガマン、ガマン。
どっちが上か下なのか... 持ちつ持たれつとはこういう事だと理解する。


朝そんな事をしているさなか、町の小さなバザールで買い物をしていたら、後ろから一人のインド人が声をかけてきた。

「アナタ~、ドコカラキマシタカ~??」

風貌で日本人と直ぐに分かったのか??
ここで無視をかませば一見お洒落なチベタンか、チャイニーズぐらいに思ってくれるだろうが、悔しいかな振り向いてしまったので日本人とチョンばれ。
それに、振り向いてそこに居たのは背のちっちゃい、子供がヒゲを生やした様なチンチクリンなインド人だった。
なんじゃコイツ~... と思い、無視したら次は
「ナニ、サガシテマスカ~??」
と聞いてくる。うっとおしいので愛想なしで
「べつに何も探してへん。」
と云うと、今度は
「ドコ、トマッテマスカ~??」
...と、シツモン3連発。

「そんなん聞いて、お前どないすんねん!?」
と云いそうになったが、ちょっと待てよと考えた。
今、お世話になっているビジャイさんはここいらではボス的存在... 
俺達はその人のスペシャルゲストやから、宿の名前出したらコイツはひいてどっかいくやろ... と思い。
「シッダルタ」
と答えたら
「ナマエハ、ナンデスカ~??」
...? 
4回目のシツモンがとんできた。ちょっと“イラッ”ときたので
「お前の名前はなんなの??」
と少しキツく聞いたら、そのインド人はこう答えた。
「ジャパニー・クマールデス」
「...ジャパニー・クマール??」
「ハイ、ソウデス」
「自分それネタやろ?? ジャパニーって日本人かいや? もうエーって、ほんまはなんなん?? ニックネームじゃなくてさー!!」
「ニックネームジャナイデス、ホントノナマエデス」
「ハァー!!(笑) わかったわかったジャパニー、楽しかったわ、ありがとう!!」

まだ少ししゃべり足り無そうな彼を置いて、僕は宿に帰った。

早速、親父に報告をすると
「そんなヤツおったかな~??」
ぐらいの返事だった。
元来〝ニホンゴ〟で寄って来られるのが嫌いな人だから、素ムシをかまし記憶に無いのだろう。 
まぁ、ウソでもネタでも面白かったので笑えたが...

それから少ししてビジャイさんがやって来たので、さっきこんな人と会ったという話になった
「Oh, ジャパニーにアイマシタカ??」
「ジイ、バザールで会いました。ビジャイさん、彼の名前はホントにジャパニー??」 
「ハイ、ソウデス。アノヒトサンノ、ホントノナマエデス。アノヒトサン、ウマレタトキ、カオガニホンジンミタイデシタ。ホントニ、ホントニ、ニホンジンミタイデシタ。ダカラ、オカーサン、カンガエテカンガエテ、ナマエツケマシタ。」
「ジャパニーって??」
「YES, ソウデス、ジャパニーデス。コレ、ホントノナマエ。」

...!?

名前がウソとかネタじゃなくて、事実がネタやん...

「そんなんで名前決められんの?? たまらんな~... そう思えへん、兄ちゃん??」
「んっ!? へぇ~、そんなヤツおんの~??」
...あまり興味なさげな、いとこの兄貴の返答でした。


ジャパニーと出逢った、10年前の1月の話。

つづく...

Sunday, May 07, 2006

悪友、再会。(インドの話)



ジャパニー・クマール / 関西国際空港にて


つかの間の再会だった...

「ゴメンナサイネ、オニイサン、コンカイハイケルトオモッタデスケド、イケマシェンデシタ...」
「いいよ、気にしてないから。コイバートナヒンハイ、ジャパニー...」
「ティークハイ、...ソレジャ、マタネ。」
印度から日本に来ると云って、来なかったには去年の話。

じゃ、来ないのならコチラから行けばいい... 
と思い、3月頃インドへ旅立とうと思ったのだが、結局今年も辿り着く事はできなかった。

自業自得なんだが、行けなかった事に落胆していた頃 〝ラジ・ギール〟 から又電話があった。
ジャパニーからだった。
「4ガツニワタシ、ニホンヘイキマス。」
相変わらず、流暢な〝ニホンゴ〟で話しかけてくる。
「サマスタイ、ジャパニー... 待ってるよ。」


彼と逢ったのは、もう10年も前の話。
その時の僕は旅なれていなかったし、一緒に同行していた親父は
「ニホンゴを話して寄って来るインド人が一番あやしい。」
などと云っていたから、とりあえずニホンゴで寄って来る連中を毛嫌いしていた。

この時の旅では幾度と無く憤慨し、印度人と言い合いになった事も多々あった。
旅のベテランの親父は、この時の俺をどう観ていたのだろう??
親父の場合、日本人だからと寄って来る印度人には素ムシをし、ただ去って行くのを待っていたが、いかんせん若かった僕は常に敵意むきだしで、〝日本人をナメるな!!〟とばかりに
「うるさいねん!!」
「お前、しつこいなぁ~。どっかいけやっ!!」
など、毎日一人や二人にはイラだち怒っていた。

そんな道中にも嫌気がさしかけた頃、色んな理由があって 〝ビハール州〟 の小さな町 〝ラジ・ギール〟 へ行く事になった。
この時、一生のお付き合いになるであろう二人のインド人に逢うなんて、微塵(みじん)にも思ってもいなかった。

バナラシから寝台列車で半日揺られ、目的地に到着。
静かな所だった。線路には牛がたむろし、我がもの顔で草を食べ寝ている。
後で聞いた話だが、インドには野良犬ならぬ、野良牛がいたり、野良馬なんぞもいると。
その牛達が野良かどうかはしらないが、インドの田舎の風景だった。

直ぐに相乗りの馬車を捕まえ、親父の友達が経営する 〝ホテル・シッダルタ〟 へ。
簡素なスタイルだった... (10年前の話だけれど。)
敷地の真ん中に大きな円形の花壇があり、それを囲む様に個室が10部屋ほど並んでいる。
色はパステル調のピンクかブルー、どちらにせよインドではよく見かける色。
いつでもゲートはオープン、閉めるのは夜眠る前で朝は早くから開けていた。

こちらに来て次の日ぐらいに、朝早く誰かが部屋をノックする。
コンコンコン... コンコンコン...
時計を見れば6時前。 誰だろう?? こんな朝早くに。
親父かいとこの兄貴だと思い、目をこすりながらドアを開ける。
清々しい空気の中に立っていたのは、見知らぬサリーを着た女の人だった。
身ぶり手ぶりで何かを僕に一生懸命いっているが、ヒンディーなので全く解らない。
ふと彼女の足元を見てみると、バケツにミルクが入っている。
...??
んっ?? もしかして、と思った時にホテルのマネージャーの 〝サンジャイ〟 が僕にこう云う。
「ミルクいらないか聞いてるよ。」
...思った通り。
「いらんわ.....っていうか...」
言葉がでてこなかった。

でも、ここら辺りから少し僕に変化があったのだろう。
又、寝床に入ってこう思った。
日本の常識をコチラに持って来ると、どうも自分がヤラれていってる...
俺は試されてるんか??... エッ!! 誰に..??
...なんて。

そして次の日の朝も、同じ時間に誰かがノックする。
まさか?? でも昨日いらんて云ったしなぁ~... と思いながらドアを開けると、そこには少年がバケツを片手に立ち尽くしている。
しかも、大きな二重の目でじっと俺を見ながら。
遠目のサンジャイに目をやると、インド人特有の首をふる仕草を僕にする。
その時何かがフッ切れ、おかしくなって笑ってしまった。
少年はなんで..?? ってな顔をしている。
正しくその顔は昨日までの自分だったろう、そう思うと面白さも2倍だった。

「サンジャイ!! 今からチャイ作って。 ガラムチャイ、ディジエ!!」

サンジャイは遠目で僕に首をふる。OKのサイン。
皆の分までミルクを買い、そのミルクで仕上がったチャイを片手に、今度は僕が寝ている親父といとこの兄貴の部屋をノックした。(笑

肌寒いラジ・ギールの朝、中庭で飲む熱いチャイは格別に美味しかった。
少年に感謝した、10年前の1月のお話。

つづく...


今流している曲
Man Dole Mera Tan Dole (Nagin) / Lata Mangeshkar

僕が世界で一番好きな大道芸人、コブラ使いのテーマ曲。

Thursday, May 04, 2006

yidaki-ism vol.4




@making a didgeridoo

G.W.笛造りが流行りぎみなので動画上げました。
こんな感じで笛造りを楽しんでおります。




ただ今制作過程、全長180センチのデカイやつ。
その名も“怪物くん”(笑

いい音が鳴りますように...