Tuesday, May 29, 2007

yidaki-ism vol.6


a crape myrtle didjeridu



サルスベリディジュをやっと接着しました。
なるだけ乾燥&ねじれ修正をしていましたが、もうすぐ梅雨なのでそろそろかと。

キーはD♯(完璧な)、トゥースF。
気になっていたのは高周波な倍音が出るかでしたが、ちゃんと〝キーン〟と音が鳴っています。

...がしかし、問題あり。

響きが薄い。
何と云うか、もう少し胴鳴りしてほしいのです。

かなりの割れが乾燥時に出来ているので、そこらへんを修復すれば響きが生まれると思うのですが、どれだけ響く様になるのかはまったく見当がつきまへん。

それに乾燥させたわりには、結構な重さがあるのでシェイプも多少は必要かな..??
まぁ何であれ、左上の残骸みたいにはなって欲しくないものです。

真ん中に写っている超ストレートな丸太。
それが次回の素材です。何とコレ流木であります。
サルスベリの全長が約1600mmなので、その長さが想像出来るでしょう。

以前からずっと欲しかった、〝Low Key〟の笛をその長さを利用して制作予定。

う~ん...
希望は〝Low F〟か〝Low G〟
たまに売られている〝Low A〟より低いキーが欲しいなぁ...


Every Breath You Take / Randy Granger




Wednesday, May 23, 2007

Yo!!





ここ最近ネタはサーランギだったので、久しぶりにディジュリドゥでも。

上の画像を見て、

『おっ!! こっ...コッ...コレわぁぁっ!!』

と思ったあなた。 ...そう、アナタです。

そんなアナタは、かなりの酒好き??
もしくは、かなりのディジュ好きですねぇ~(笑

ちなみにコレ、家の近所(徒歩1分)の所に咲いています。


エッ!? なに?? 答え合わせデスか??
んっ~... おしえなーい。(笑



What It Is? / Undisputed Truth

Tuesday, May 15, 2007

Hybrid Stereo Pre Amplifier


ELEKIT TU-875




ラーガを勉強するには、ラーガを聞くのが1番。
...と、家に有るレコードをゴソゴソ調べてみた。

出て来たビニールは10枚ほど、どうやら親父が数年前にカルカッタ(現コルカタ)で店の店主まかせに買った物らしい。
その中に、サーランギがヴォーカルとからんでいるネタを3枚発見!!

『うぉぉぉぅ...、ききたぁぃよぉう。』

アナログプレーヤーは有るけど、アンプが無い。

というのも、今の僕のシステムはボーズのコンパニオン3というチープな音響システムのみ。
コレに、MCのアナログ・プレーヤーをくっ付け、しかもDVD、CDプレーヤー、PCの音声出力もつなげたかった。

考えた結果、テクニクスの安いプリアンプでも買おうとしたのだが、結局、真空管の自作プリアンプ(ハイブリッドステレオプリアンプ ELEKIT TU-875)を購入。

まぁ、見た目が面白いし、サイズが小さいというのが決め手になったんだげど、実際、音を聞いてビックリ!!

へぇ~、こんなプリでも音かわるんや~...  って感じ。

初めて味わう真空管の音。
最初はクリアーな音に慣れていたせいか、違和感があったが、いろんな音を聞いていく内に、真空管にハマってしまう気持ちが分からなくもなかった。
よく真空管を通すと、音に艶がでるなんて聞くが、それはお高いシステムの表現だろう。

でも、僕のチープなシステムでも分かるのは、真空管を通して聞いている方が音疲れしない。
これを視覚的に例えるなら、限り無く透明に澄んだ水の奥にある物を見ている感じ。
心なしか優しく、少し淡いというか...。


と云っても、全てのジャンルを真空管でとは云いがたい。

特にハマったのは、インド古典(サーランギやヴォーカル、シタール)のラーガもイケてるけど、ジャズやSP時代の音源(ロバート・ジョンソンなど)、70年代のロック、ボッサなんかがいい感じ。


Bird Alone / Abbey Lincoln

Thursday, May 03, 2007

Rajasthan Street Performer





〝ジプシー〟いわゆる旅芸人の起源は、西インド・ラジャスタンに在るといわれている。

そのインド・ラジャスタンでサーランギの原型が生まれ、そして、その地の大道芸人達によって演奏されたサーランギは時と共に変化をしながら北へ渡り、宮廷音楽の仲間入りをし、そして今日のインド・クラッシクでラーガを奏でる様になった。

その様な事を聞いた時、ルーツであるラジャスタンの音を聴いてみたくなった。
大道芸人に恋焦がれているだけに、尚の事、ラジャスタンという響きは胸の中で大きくなる一方。


そして見つけた1つのDVD

Gypsy Trails -ジプシーのうたを求めて-



音楽・映像プロデューサーとして活動なされている、市川捷護 氏がラジャスタンにて撮影された映像で、その中から個人的に好きなパフォームを静止画として貼らせて頂きました。

ラジャスタニー・サーランギは勿論だが、最も好きな大道芸(コブラ遣い)に関する映像があった事にも感動をかくせなかった。
僕も所有する〝ビーン〟(コブラフルート)とともに女達がうたう歌声は、何処かの山岳民族の歌の様にも聞こえ不思議な感じだった。

ここに出でくるサーランギは簡素な造りの物。
インド古典に比べ軽快なリズムなせいか、その音はトゥバ共和国のイギルの様にも聞こえる。

それにしても、ラーガの原点であろう地方の民謡を初めてサーランギで聞く事ができたのは嬉しいかぎりだ。
しかも動画であるというのが素晴らしい。
私的にはこのDVDの冒頭で流れる男性の歌声とサーランギの様な音が気になるが、残念な事に今回の Gypsy Trails には収めてられていなかった。
あれはサーランギの音なのだろうか..??

プロモーション・ビデオでも聞けるので、興味の有る方も無い方も、是非その歌声を聞いて欲しい。


ジプシーを追いかけておられる市川氏。
インドだけでなく、アルメニア、マケドニアなども周っておられ、それらのCD、DVD化も企画なされている様です。

詳しくはコチラのホームページにて...
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hourougei/index.html



Raga Gavati [taal-ektal, taal-teental] / Nazakat Ali with Salamat Ali